"Le Tram"トップページドイツのトラム>フライブルクのLRT>アルバム5(このページ)

Homepage

フライブルクのトラム、アルバム(その5)
−Vauban地区編−

 Vauban(ヴォーバン地区)は、環境首都フライブルクの新しい象徴として開発されたエコ団地です。もとはフランス軍基地がありましたが、ドイツに返還されました。広大な土地の利用方法に関してはいろいろ議論がありましたが、環境首都の名に恥じないエコ団地をここに建設しようということになり、1990年代後半より開発が始まりました。2006年にはトラムがヴォーバン地区まで延伸され、団地が完成しました。もともと、軍基地跡周辺にトレーラーハウスで住んでいた人たち(エコ・ヒッピー)が、環境団地建設運動の原動力となり、そのため開発当初はいかにも反クルマ的な雰囲気がぷんぷん漂っていました。しかし、町開き後に移り住んだ人たちは、いわゆるミドルクラス以上の人たちが中心で(環境産業で働く人が多い)、ヴォーバンの団地内には普通にマイカーも止まっています。ちなみに、ヴォーバン地区は単なる住宅地ではなく、雇用を生み出す場としても開発されており、太陽光発電の研究施設などが立ち並んでいます。



【写真をクリックすると大サイズの写真を表示します】
フライブルクのLRT

Vauban地区の入り口、P.-Modersohn-PL停留所。背景の建物も、壁面緑化されたエコ建物です(2016/11/18)。

フライブルクのLRT

エコ団地の中を快走するコンビーノ・アドバンス。P.-Modersohn-PL〜Vauban-Mifte間(2016/11/19)。

フライブルクのLRT

ヴォーバン地区の中央部は、芝生軌道を利用した緑地帯となっており、軌道にそって水路が掘られ、ビオトープの役割を果たします。Vauban-Mifte〜Innsberucker Str.間(2016/11/19)。

フライブルクのLRT

ヴォーバン地区の集合住宅。断熱や緑化が行き届いたエコ住宅となっています(2016/11/19)。

フライブルクのLRT

団地内の緑地帯を快走するGT8N形トラム(2016/11/19)。

フライブルクのLRT

エコ団地であるヴォーバン地区は、イメージ的に反クルマの町を想像しますが、ごらんのようにマイカーが止まっています。必要な時だけクルマを使い、電車とクルマを賢く使い分けてエコ移動するのが、ヴォーバン流(2016/11/19)。

フライブルクのLRT

団地内の緑地帯を快走するGT8Z形トラム。黒い森に抱かれたフライブルクだと、芝生軌道のおかげで緑豊かな町に見えます(2016/11/19)。

シャウインスラントバーン

町開きしてから20年近い歳月が流れ、ヴォーバン地区の木々もすっかり生い茂り、ようやくエコ団地らしくなってきました(2016/11/19)。




フライブルクのトラム・アルバム
<<<<その1 <<<その2 <<その3 <その4 |その5|





Home
Copylight (c)Soichiro Minami 2003-2016 All Rights Reserved
このページの無断転載を禁じます

|作成:2016年12月20日|


"Le Tram"トップページドイツのトラムフライブルクのトラム>アルバム5(このページ)