岡山のトラム・アルバム(その2)

MOMO編続き

中納言−門田屋敷間。この付近はまだ軌道改良が未着手の区間です。(2002.6.8)
岡山駅前。何よりも背景がちょっとケバすぎます。車両デザインではヨーロッパのどのトラムにもひけを取らないMOMOですが、周辺の景観がこれでは泣きます。ヨーロッパのトラムだと形のいい石造りの家がバックになるのですが。この写真にも写っている某ファースト・フードチェーン店、例えばフライブルクではこういう風にしているので、日本でも見習って欲しいものです。(2002.6.9)

在来車編


MOMOはまだ1編成だけで、岡山電気軌道の主力は在来車になります。在来車は1970年代後半〜1990年頃までに、順次投入された新型車両に置き換えられ、現在非冷房の旧型車両は3両が予備で残るのみとなっています。現在の主力となる車両は日本のトラム製造大手のアルナ工機(現在アルナ車両)製で、他のアルナ製トラムと似たデザインとなっています。車体は新しく冷房もついていますが、下回りは旧型車の更新(車体だけ新造して、台車やモーターなど走行機器はそのまま使うもの)ないし旧型車両の走行部品を流用しており、岡山電気軌道ではMOMOを除く全車両が吊り掛け駆動となっています。
 岡電在来車のもう一つの特徴はパンタグラフにあります。高めの台座に小型のパンタグラフを載せたような外観をしたパンタグラフは、岡電式パンタグラフと呼ばれ、同社の石津元社長によって考案されたもので、上昇にバネではなく重りを使っているのが特徴です。岡電式パンタグラフも、MOMOを除くすべての電車に装備されています。  
岡山駅前のポイントを通過するトラム。写真手前側は乗車ホーム(終点側)で、降車はポイントの手前の専用ホームで行います。(2002.6.8)
上の写真とは違う車両。岡電では在来車は全車広告塗装になっているので、すべての車両の色が異なります。(2002.6.8)
清輝橋線大雲寺前付近。(2000.11.18)

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2003年10月22日 ページ作成
2004年3月21日 構成変更


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